グラちゃんの遊戯室 -おすすめボードゲーム紹介-

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【ボードゲーム紹介37】UNO FLIP!

ようこそ、グラちゃんの遊戯室へ。

本日ご紹介するボードゲームは『UNO FLIP!』です。

 

言わずと知れた定番カードゲーム『UNO』のバージョン違いです。

カードが両面仕様になっており、カードを裏返す効果を持つカードを場に出すことで、手札、場札、山札が全て裏返ります。

0.基本情報

プレイ人数 2~10人
プレイ時間 15分
対象年齢 7歳以上

1.どんなゲーム?

基本的なルールは『UNO』と同じですが、カード全てが両面仕様となっており、表裏で、効果が異なります。フリップカードを場に出すことで、山札、場札、各プレイヤーの手札全ての裏表が逆になります。

2.コンポーネント紹介

カード:112枚

説明書:1部

ライトサイドが同じカードでも、

ダークサードは別のカードになっています

3.ゲームのルール

①ゲームの準備

必ずライトサイドが表面である状態でゲームを開始します。

ダークサイドを上側(裏面)にして、カード全てをシャッフルし、各自1枚ずつ引き、最も数字が大きい人が最初の親になります。

親はダークサイドを上側(裏面)再度カードを全てシャッフルし、各プレイヤーに7枚ずつ配ります。自身からはライトサイドが、他のプレイヤーからはダークサイドが見えるように手札として持ちます。残りのカードは山札とし、親は山札の上から1枚をめくり捨て札として置きます。

下側を自身とした場合の見え方になります

親の左隣のプレイヤーがスタートプレイヤーとなり時計回りに手番を行います。

②ゲームの流れ

手番のプレイヤーは手札から捨て札の1番上のカードと色か数字、記号が同じカード1枚を捨て札にします。

上の画像のスタート時の場合だと、「2」か「青」のカードが出せます。

捨て札にしたカードが数字以外のカードの場合、カード毎の効果が適応されます。

■ライトサイドのカード

・ドロー1

このカードが出されたら次の手番のプレイヤーは山札から1枚引き、その手番はカードを捨てられず、次のプレイヤーに手番が移ります。ゲーム開始時にめくられたカードがこのカードだった場合、スタートプレイヤーがカードを1枚引き、次のプレイヤーに手番が移ります

・リバース

手番の順番が現在の逆回りになります。左回りだったら右回りに、右回りなら左回りに切り替わります。ゲーム開始時にめくられたカードがこのカードだった場合、時計回りのはずが逆順になり、親がスタートプレイヤーになります

・スキップ

手番プレイヤーの次のプレイヤーの手番が抜かされます。ゲーム開始時にめくられたカードがこのカードだった場合、スタートプレイヤーの次のプレイヤーからゲームがスタートします

・ワイルド

このカード場のカードが何であっても出すことができ、出したプレイヤーは好きな色を宣言します。次に手番を行うプレイヤーは宣言された色のカードを出すことになります。ゲーム開始時にめくられたカードがこのカードだった場合、スタートプレイヤーが好きな色を宣言します。ライトサイドで宣言できる色は「赤」「青」「黄」「緑」です。

・ワイルドドロー2

このカード場のカードが何であっても出すことができ、出したプレイヤーは好きな色を宣言します。このカードが出されたら次の手番のプレイヤーは山札から2枚引き、その手番はカードを捨てられず、次のプレイヤーに手番が移ります。ただし、このカードを出す場合、他に出せるカードがない場合にしか出すことができません。出せるカードがある状態で出した場合、他のプレイヤーから指摘されると罰則として出したプレイヤーが山札から6枚カードを引きます

・フリップ

このカードが場に出されたら、山札、捨て札、全てのプレイヤーの手札を裏向きにします。山札はライトサイドが見える状態、捨て札はダークサイドが見える状態、手札は自身はダークサイド、他のプレイヤーからはライトサイドが見える状態になります。

■ダークサイド

・ダークドロー5

このカードが出されたら次の手番のプレイヤーは山札から5枚引き、その手番はカードを捨てられず、次のプレイヤーに手番が移ります

・ダークリバース

ライトサイドと同様に手番の順番が現在の逆回りになります。左回りだったら右回りに、右回りなら左回りに切り替わります。

・ダークスキップ

次の手番の人ではなく全員が1回抜かされ、このカードを出したプレイヤーがもう一度カードを出すことができます。

・ダークワイルド

ライトサイドと同様にこのカード場のカードが何であっても出すことができ、出したプレイヤーは好きな色を宣言します。次に手番を行うプレイヤーは宣言された色のカードを出すことになります。ダークサイドで宣言できる色は「ピンク」「水色」「オレンジ」「パープル」です。

・ダークカラーワイルド

このカード場のカードが何であっても出すことができ、出したプレイヤーは好きな色を宣言します。このカードが出されたら次の手番のプレイヤーは宣言された色が出る場でカードを引かなければならず、その手番はカードを捨てられず、次のプレイヤーに手番が移ります。ただし、このカードを出す場合、他に出せるカードがない場合にしか出すことができません。出せるカードがある状態で出した場合、他のプレイヤーから指摘されると罰則として出したプレイヤーが山札から宣言された色が出る場でカードを引き、追加で2枚カードを引きます

・ダークフリップ

このカードが場に出されたら、山札、捨て札、全てのプレイヤーの手札を裏向きにします。山札はダークサイドが見える状態、捨て札はライトサイドが見える状態、手札は自身はライトサイド、他のプレイヤーからはダークサイドが見える状態になります。

 

手札を捨て札にしていき残り1枚になったらすかさず「ウノ!」と宣言します。宣言を忘れ、他のプレイヤーに指摘された場合、罰則として山札から2枚引きます。

誰か1人が最後の1枚を捨て札にして上がった時点でラウンド終了となります。上がったプレイヤーが最後に捨て札にしたカードがドロー1の場合、次の手番を行う予定だったプレイヤーが山札から1枚引きます。ワイルドドロー2の場合、次の手番を行う予定だったプレイヤーが山札から2枚引きます。ダークドロー5の場合、次の手番を行う予定だったプレイヤーが山札から5枚引きます。ダークカラーワイルドの場合、次の手番を行う予定だったプレイヤーが山札から宣言された色が出るまで引きます

③ゲームの終了

手札を出し切って上がったプレイヤーは他のプレイヤーの手札分の合計点数を得点として獲得します。点数の計算は以下の通りです。

■ライトサイドで終わった場合

0~9までの数字カード:数字通りの点数

ドロー1:10点

リバース、スキップ、フリップ:20点

ワイルド:40点

ワイルドドロー2:50点

 

■ダークサイドで終わった場合

0~9までの数字カード:数字通りの点数

ダークドロー5、ダークリバース、ダークフリップ:20点

ダークスキップ:30点

ダークワイルド:40点

ダークカラーワイルド:60点

上がれなかった他のプレイヤーは自分の手札分の合計点数をマイナス点で獲得します

ラウンドごとに合計点を確認し、最終ラウンド終了時に最も得点が高い人が勝利となります

4.実際に遊んでみた感想、おすすめポイント

『UNO』とルールの基礎は同じですが、全く別のゲームに感じました。

全プレイヤーの裏面が公開情報である為、自分にとって有利なタイミングでフリップを使えるようタイミングを見極める必要があります。また、一度でもフリップが場に出ると、両面の情報を得ることができる為、裏返った後の手札を覚えておく必要もあります。

他のプレイヤーに協力なカードがない時、今のサイドだと出せるカードがなくなる時、裏返さないと上がられてしまうと時など、フリップを有効に使うことが重要です。

ダークサイドになったとたん、連続ダークスキップでさらっと上がられたり、ダークドロー5で5枚引かされたりとゲームの展開が凄まじいことになる為、非常に面白いです。

普通の『UNO』に飽きた方は是非とも遊んでみていただきたいです。

5.おすすめのサプライ

『UNO FLIP!』のカードにおすすめのスリーブは以下の通りです。ただし、スリーブをつけるとパッケージ内収まらなくなる為、注意してください。

アナログゲームセレクション ボードゲームサイズ ソフト

アナログゲームセレクション ボードゲームサイズ ハード

6.最後に

『UNO』だけど、『UNO』じゃないような不思議な感覚になるボードゲームです。

この記事を読んで興味を持った方は、是非購入して遊んでみてください!