【ボードゲーム紹介15】花火:スターマイン
ようこそ、グラちゃんの遊戯室へ。
本日ご紹介するボードゲームは『花火:スターマイン』です。
自分の手札が見えない状況で、他のプレイヤーと情報交換をしつつ、5色の花火を順番に打ち上げる協力型ゲームです。
0.基本情報
プレイ人数 | 2~5人 |
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プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
1.どんなゲーム?
各プレイヤーは自分の手札が見えない状態で、5色の花火を1~5まで順番に場に並べるのが目的です。その為に、他のプレイヤーと情報交換をして、自分の手札の情報を集めて、必要な札を場に出していく協力型ゲームです。最終的に5色の花火を打ち上げることができたらプレイヤーチームの勝利になります。
2.コンポーネント紹介
基本の花火カード:50枚
多色カード:10枚
黒色火薬カード:10枚
カードホルダー:5個
袋:1枚
ヒントトークン:8枚
エラータイル:3枚
ボーナスタイル:6枚
説明書:1部
ゲームエイド:1部
3.ゲームのルール
①ゲームの準備
各プレイヤーはカードホルダーを受け取ります。
袋の上に8枚のヒントトークンを置きます。
3枚のエラータイルを青の面を表にして並べます。
50枚の基本の花火カードをシャッフルして裏向きの山札を作ります。
プレイ人数に応じて、以下の枚数を各プレイヤーの手札として配ります。この時、配られたカードの表を見ずにカードホルダーにセットします。
・2~3人:各プレイヤー5枚ずつ
・4~5人:各プレイヤー4枚ずつ
②ゲームの進行
最もカラフルな服を着ているプレイヤーがスタートプレイヤーになり、時計回りに手番を行います。
手番のプレイヤーは以下のアクションからいずれか1つを必ず実行します。
Ⅰ.情報を1つ教える
このアクションを実行する場合、袋の上のヒントトークン1枚を取り除き、袋の横に置く必要があります。
他のプレイヤー1人を選択し、そのプレイヤーの手札の色か数字の情報を与えることができます。(緑を真ん中にもっている or 1を両端に持っている)
Ⅱ.カード1枚を捨て札にする
手番のプレイヤーは手札1枚を捨て札にして、袋の横のヒントトークン1枚を袋の上に戻します。その後、山札から1枚引き、表を見ずにカードホルダーに立てます。
Ⅲ.カード1枚をプレイする
自分の手札から1枚選んで自分の前に表向きに置きます。それが以下の条件に当てはまっているなら場に置きます。当てはまらない場合、そのカードを捨て札にして、エラータイル1枚を裏返し、赤い面を表にします。
A.出したカード1でその色のカードが場にない
B.出したカードが2以上で同じ色でそれより1つ小さい数字のカードが場にある
その後、山札から1枚引き、表を見ずにカードホルダーに立てます。
プレイヤーが5のカードをプレイして場に置くことができた場合、ヒントトークン1枚を袋の上に戻します。
③ゲームの終了
3枚のエラータイルが裏返った時、その時点でゲーム終了となり、プレイヤーチームは敗北となります。
山札がなくなる前に、5色全ての花火の5のカードが場に置かれた場合その時点でゲームは終了となり、プレイヤーチームの完全勝利となります。プレイヤーチームは25点の勝利点を獲得します。
山札の最後1枚が引かれた場合、引いたプレイヤーも含めて、全員が1回ずつ手番を行って、ゲーム終了となります。その場合、場に置かれた各色の花火の内最も大きい数字を合計した数が勝利点となります。
④追加ルールについて
上級者向けの選択ルールと拡張ルール3種類がありますが、ここでの紹介は割愛します。興味がある人は是非購入して遊んでみてください。
4.実際に遊んでみた感想、おすすめポイント
自分の手札が見えないという斬新なゲームデザインは他のゲームと考えることが大きく変わる為、非常に面白いです。
ただ、全員の考えが一致しないと完全勝利はかなり難しいです。誰に何の情報を与えて、次にしてもらいたい行動を示す必要があり、尚且つ、自分に与えられた情報を全て把握している必要があります。
コミュニケーションが何よりも大切になるゲームなので、ワイワイ盛り上がるかと思いきや、みんな真剣に考えすぎて、会議みたいになりがちです。
追加ルールも難易度を大きく変えるものが多い為、全てで完全勝利するのは至難の業でしょう。ただ、それだけやりがいもあります。
5.おすすめのサプライ
『花火:スターマイン』のカードにおすすめのスリーブはないです。というよりも、カードサイズが特殊過ぎる為、対応するスリーブが存在しません。
6.最後に
お互いの意見を交換して、思い通りに事が進んだときは最高に気持ちがいいです。
手札が見えない為、思わぬミスもありますが、それもまた一興です。
この記事を読んで興味を持った方は、是非購入して遊んでみてください!