【ボードゲーム紹介24】DORASURE(ドラスレ)
ようこそ、グラちゃんの遊戯室へ。
本日ご紹介するボードゲームは『DORASURE』です。
冒険者となって、他の冒険者と共に、邪悪なドラゴンを討伐するRPG型のボードゲームです。
0.基本情報
プレイ人数 |
2~5人 |
---|---|
プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 10歳以上 |
1.どんなゲーム?
プレイヤーは冒険者の1人となって、世界を探索します。各地で情報を集め、鍛錬を積み、最終的に全てのプレイヤーと協力して邪悪なドラゴンと戦います。
2.コンポーネント紹介
戦場マップ:1枚
報酬タイル:5枚
クエストタイル:7枚
炎上タイル:1枚
達成マーカー5個
ダメージトークン9個
ダイス13個(白6個、黒6個、赤1個)
ミニチュア:5個
キャラクターシート:5枚
マーカー:16個
説明書:1部
3.ゲームのルール
①ゲームの準備
各プレイヤーは担当するキャラクターを1人選び、そのキャラクターシートとミニチュア、対応するマーカーを受け取ります。その後、マーカーをキャラクターシートの初期位置に配置します。
ドラゴンゲージの一番下に赤のマーカーを配置します。
報酬タイルを裏返してシャッフルし、裏向きのまま「山」に1枚ずつ配置します。その後、クエストタイルをを裏返しにシャッフルして、裏向きのまま報酬タイルの上に1枚ずつ重ねて配置します。残り2枚は使用しない為、箱にしまっておきましょう。
街から最も遠い「山」のクエストタイルを表にします。
使用するミニチュアを「街」に置きます。
ニンジャを操るプレイヤーがスタートプレイヤーになります。ニンジャがいない場合、ハンター→グラディエーター→プリンス順にスタートプレイヤーが移ります。手番はスタートプレイヤーから時計回りに行います。
②ゲームの流れ
Ⅰ.冒険フェイズ
手番のプレイヤーは自身のキャラクターの移動の数値分白か黒のダイスを振ります。
振ったダイスの中に6の出目があった場合、その個数だけドラゴンゲージを上昇させます。その時ドラゴンアクションが発生したら、赤のダイスを振り、その出目に応じてドラゴンアクションの効果を解決します。
その後、最初に振ったダイスの出目を消費して、望む回数移動を行います。移動は移動先の地形に応じて消費するダイスの出目が異なります。
移動したら、下記のアクションのいずれかを必ず実行します。アクションの実行にはピークロールを実行します。ピークロールは指定された個数白か黒のダイスを振り、4以上の出目が出た個数が成功数になります。
その際6が出た場合は振ってない色のダイスを1つ振り足します。振り足したダイスは2以上の出目で成功数に数えます。振り足したダイスで6が出た場合さらに振り足します。振り足しは必ず行います。
1が出た場合、成功数から-1します。振り足したダイスで1が出た場合も同様に扱います。
A.「平地」「森」で冒険する
「平地」「森」で移動を終えた場合、冒険を行えます。自身のキャラクターの冒険の数値でピークロールを行います。ピークロールの成功数に応じて冒険票の効果を適用します。冒険の能力値は2つあり、「平地」で行う場合は左、「森」で行う場合は右の値ピークロールを行います。
B.「街」「村」で休息する
「街」「村」で移動を終えた場合、休息を行い、ライフを2点回復します。回復する際、上限を超える場合は上限まで回復します。また、「炎上したベルクの村」では休息できず、他のアクションも行えません。
C.隣接している伏せられたクエストタイルを調査する
裏向きのクエストタイルに隣接したマスで移動を終えた場合、そのクエストタイルを調査できます。調査を行ったらそのクエストタイルを表にします。
D.隣接している明かされたクエストタイルに挑戦する
表向きのクエストタイルに隣接したマスで移動を終えた場合、そのクエストタイルに挑戦できます。挑戦を行う場合、クエストタイルで指定された能力値でピークロールを行い、成功数が難易度以上であればクエスト達成となります。
達成したらクエストタイルを取り除き、挑戦したキャラクターは2XPを獲得します。その後、クエストタイルの下に置かれた報酬タイルを表にし、その効果を獲得します。
達成できなかった場合、挑戦は失敗となり、失敗時の効果が発生します、その後、達成数がプラスだった場合、その数だけ達成マーカーをクエストタイルの上に置きます。達成マーカーが置かれているクエストはその数だけ難易度が下がります。成功数がマイナスだった場合、その数だけ達成マーカーを取り除きます。
Ⅱ.決戦フェイズ
以下のいずれかの条件を満たした場合決戦フェイズに移行します。
・5枚の報酬タイルを明らかにする
・ドラゴンゲージがランページ(上限)まで到達する
5枚目の報酬タイルを明らかにした、ドラゴンゲージをランページまで到達させたプレイヤーが決戦フェイズのスタートプレイヤーとなります。手番はスタートプレイヤーから時計回りに行います。
決戦フェイズに移行したら全てのキャラクターをドラゴンとの「決戦場」に移動させます。
ドラゴンゲージがランページまで到達して決戦フェイズに移行した場合、直ちにドラゴンランページの効果を2回適用します。
ドラゴンランページが発生した場合、赤のダイスを振り、その出目に応じてドラゴンランページ表の効果を適用します。
決戦フェイズではキャラクターの戦闘の数値でピークロールを行い、成功数に応じて決戦表の効果を適用します。決戦表の結果が+2だった場合、連携攻撃を行います。手番プレイヤー以外の全員がダイス1個ずつのピークロールを行い、その結果に+2を加えたものを最終結果として再度、決戦表を参照します。
決戦表の結果でドラゴンにダメージを与えた場合、ドラゴンライフの左側から与えたダメージ数のダメージトークンを置きます。その際、爪痕の描かれたマスにダメージトークンが置かれた場合、ドラゴンランページが発生します。
③ゲームの終了
決戦フェイズでドラゴンライフを0にすることができたらプレイヤー全員の勝利となります。
冒険フェイズで1人でもキャラクターが死亡した場合、決戦フェイズで全滅した場合、プレイヤー全員が敗北となります。(冒険フェイズ中の死亡には救済措置があります)
4.実際に遊んでみた感想、おすすめポイント
ダイスとミニチュアを使って、盤面を移動し、行動を行う。ボードゲームの王道といってもいい動きが全て詰まっているゲームです。
冒険フェイズはプレイヤーのダイス運によって長くなったり、短くなったりします。特に移動の際6の出目を連続で大量に出すとすぐに決戦フェイズに移行してしまう為、本来ならうれしい6の出目が最大の敵になります。
決戦フェイズは冒険フェイズの達成状況で有利不利が大きく変わる為、冒険フェイズの探索が非常に大事です。6を連打して決戦フェイズに入った場合は圧倒的に不利な状態で戦いに臨むことになります。その場合でも勝機はある為、最後まであきらめてはいけません。
ダイスによるランダム要素は多いですが、プレイヤー同士でよく相談し合い、うまく探索をこなせるように立ち回れば、ある程度はランダム要素に対応することができます。
覚えるルールは少し多めですが、1度覚えてしまえば割とスムーズにゲーム進行ができる為、最初だけ少し大変ですが、2回目以降はサクッと楽しめると思います。1回目で敗北したら勝利を、勝利したけど全員生存できなかったら全員生存を目標にするなど、楽しみ方は様々だと思います。
ボードゲームらしいボードゲームが遊びたい方、RPGが好きな方におすすめのゲームです。
5.おすすめのサプライ
『DORASURE』におすすめサプライは特にありませんが、数多くの拡張セットが存在します。それらに関しては今後紹介させていただきます。また、複数の拡張セットの購入を予定しているのであれば、本体と拡張セットのコンポーネントをまとめて収納できるストレージボックスが公式から販売されている為、それを購入すると持ち運びが楽になります。
6.最後に
キャラクターの育成にクエストへの挑戦、強大なドラゴンとの手に汗握る戦い、RPGの全てが詰まったボードゲームです。
この記事を読んで興味を持った方は、是非購入して遊んでみてください!