【ボードゲーム紹介21】プロジェクトL
ようこそ、グラちゃんの遊戯室へ。
本日ご紹介するボードゲームは『プロジェクトL』です。
手持ちのピースでパズルを解いて、新たなピースを獲得していく拡大再生産型のパズルゲームです。
0.基本情報
プレイ人数 | 1~4人 |
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プレイ時間 | 30分 |
対象年齢 | 8歳以上 |
1.どんなゲーム?
初めに配られる少量のピースを使って、簡単なパズルを解き、新たなピースを手に入れます。それを繰り返して、得点の高いパズルをより多く解いたプレイヤーが勝利となります。
2.コンポーネント紹介
白パズル:32枚
黒パズル:20枚
ピース:90個(9種類×10個)
プレイヤーガイド:4枚
説明書:1部
3.ゲームのルール
①ゲームの準備
全ての白パズルを裏向きでシャッフルし、白パズルデッキとします。
黒パズルをプレイ人数に応じた枚数ランダムに選択し、それをシャッフルして黒パズルデッキとします。
両方のデッキを中央に置き、その横にそれぞれ4枚ずつ引いて表向きに並べます。
ピースはひとまとめにして置いておきリザーブとします、各プレイヤーはレベル1のピースとレベル2のピースを1つずつ受け取ります。
各プレイヤーはランダムにプレイヤーガイドを受け取ります。その中でスタートプレイヤーマーカーが記載されているものを受け取ったプレイヤーがスタートプレイヤーになります。
②ゲームの流れ
スタートプレイヤーから時計回りに手番を行います。手番のプレイヤーは以下のアクションを合計3回好きな順に行います(同一アクションも可)。
Ⅰ.パズルを取る
場に表向きで置かれているパズルの内1つを自分の手元に置きます。その後、手元に置いたパズルの色に応じて、対応するデッキから1枚引いて表向きに場へ置きます。未完成のパズルは最大4枚まで手元に置けます。
Ⅱ.レベル1のピースを得る
リザーブからレベル1のピースを1つ獲得します。
Ⅲ.ピースをアップグレードする
パズルに使用していないピースを1つ選びそれをリザーブに戻し、それより1つレベルの高いピース1つを獲得します。1つ上のピースがない場合、さらに1つ上のピース1つを獲得できます。また、戻したピースのレベル以下の好きなピースに変換することもできます。
Ⅳ.自分のパズルにピースを1個置く
手元に置いたパズルの内、1つにパズルに使用していないピース1つを置くことができます。一度置いたピースはパズルが完成するまで動かしたり取り除くことができません。
パズルが完成した場合、完成したパズルのピース全てを取りはずし、手元に戻します。その後、完成したパズルを未完成のパズルと分けて、手元に置き、勝利ポイントパイルとします。そして、パズルに記載されている報酬のピースをリザーブから獲得します。
Ⅴ.マスターアクション(1ターンに1回のみ)
自分の手元のパズル全てに、パズルに使用していないピース1つずつを置くことができます。この際にパズルが完成した場合もⅣと同じように処理します。
③ゲームの終了
黒パズルデッキがなくなったら、スタートプレイヤーの右隣のプレイヤー(最後に手番を行うプレイヤー)まで手番を行い、その後、それぞれ1ターンずつ手番を行います。
最後のターンが終了したらゲーム中に完成できなかったパズルの最後の仕上げを行えます。最後の仕上げはパズルに使用していないピースを望む数、未完成のパズルに置くことができます。ただし、置いた個数1個につき1点減点になります。最後の仕上げで完成したパズルは通常通り勝利ポイントパイルに置きますが、報酬のピースは獲得できません。
最終的に勝利ポイントパイルのポイント合計から、最後の仕上げで使用したピースの個数分減点した得点が最も高いプレイヤーが勝利となります。
4.実際に遊んでみた感想、おすすめポイント
初めの内はピースを集めることが主目的になりがちですが、そうすると得点になるパズルを解く為のアクションが足りず、点数が低くなりやすいです。
逆に得点を伸ばそうと急ぎ過ぎると、ピースが足りなくなり手詰まりを起こします。
その為、程よくピースを集めて、どのタイミングで点数を伸ばしに行くかが非常に重要になってきます。
パズル自体は非常に自由で、解き方は無数にあり、手数さえかければ誰でも解けるようになっています。もちろん手持ちのピースでうまく埋めるのが最短ではありますが。
パズルゲームが好きな人には非常におすすめのボードゲームです。
5.おすすめのサプライ
『プロジェクトL』におすすめのサプライは特にありません。ピースを収納する袋は付属している為、袋の購入も必要ありません。種類別にピースを収納したい場合は追加で袋を用意する必要がありますが、基本ひとまとめにしてしまうのでばらす必要はないと思います。
6.最後に
誰でも解けるパズルをいかに効率よく解いていくかが重要なパズルゲーム。パズルが好き、拡大再生産が好きな人におすすめです。
この記事を読んで興味を持った方は、是非購入して遊んでみてください!