グラちゃんの遊戯室 -おすすめボードゲーム紹介-

ボードゲームの紹介や簡易レビューを掲載します

【ボードゲーム紹介11】MONSTER MAKER -モンスターメーカー-

ようこそ、グラちゃんの遊戯室へ。

本日ご紹介するボードゲームは『MONSTER MAKER モンスターメーカー』です。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123554j:plain

各プレイヤーは各々迷宮に潜り、宝物を獲得して帰還し、最も高い点数を獲得したプレイヤーが勝利となります。各プレイヤーは他のプレイヤーの迷宮にモンスターを召喚することができ、探索の妨害をすることができます。

0.基本情報

プレイ人数 2~6人
プレイ時間 30分
対象年齢 8歳以上

1.どんなゲーム?

迷宮カードを用いて、迷宮を進み、宝物カードを手に入れて、迷宮から帰還します。

各プレイヤーは他のプレイヤーの迷宮に対してモンスターを召喚し、探索を妨害できます。モンスターが召喚されたプレイヤーはキャラクターカードを用いて、モンスターを倒すまで迷宮を進むことができません。

最終的に獲得した宝物の価値と、迷宮からの帰還方法に応じたボーナス、ペナルティを合計して、最も得点を獲得したプレイヤーが勝利となります。

2.コンポーネント紹介

冒険カード:125枚

(キャラクターカード:30枚

 モンスターカード:20枚

 迷宮カード:50枚

 回り道カード:5枚

 宝の小部屋カード:10枚

 トラップカード:5枚

 聖職者カード:5枚)

宝物カード:25枚

ゲーム進行カード:6枚

往路/復路タイル:6枚

帰還ボーナスタイル:1枚

6面体ダイス:6個

遊び方説明書:1冊

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123654j:plain

※スリーブは付属しません

3.ゲームのルール

①ゲームの準備

冒険カードを全てシャッフルし、全員に1人5枚ずつ配り、最初の手札にします。残りは冒険カードの山札として中央に置きます。

最初の手札にトラップカードがあった場合、それを公開して同じ枚数引き直します。その後、トラップカードは冒険カードの山札に戻してシャッフルします。

宝物カードも全てシャッフルし、宝物カードの山札として、中央に置きます。

往路/復路タイルを全員に1枚ずつ配り、往路の面を表にしておきます。

適当な方法でスタートプレイヤーを決定したら準備完了です。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123726j:plain

②ゲームの進行

各プレイヤーは以下のいずれかの行動を1つ行います。

Ⅰ.迷宮の移動

手札の迷宮カードを1枚選び、自分の前に出し、迷宮の中を進みます。既に迷宮カードが自分の前にある場合、数字が見えるように重ねて置きます。数字の分だけ進んでいることになります。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123756j:plain

自分の進んでいる迷宮にモンスターカードが置かれている場合、迷宮カードを出すことはできません。

自分の前に出した迷宮カードの数字の合計が100以上になったら宝物カードの山札から1枚引きます。その際、オープンと書かれているカードを引いた場合、表向きに置きます。それ以外は裏向きに置きます。その後、往路/復路タイルを裏返し、復路を表にします。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123816j:plain

復路になったら、往路で進んだ数字の合計になるように、迷宮カードを出して迷宮から引き返します。

Ⅱ.モンスターの配置

自分以外のプレイヤーの迷宮カードの上に手札のモンスターカード1枚を配置します。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123837j:plainモンスターが配置されているプレイヤーは「Ⅰ.迷宮の移動」ができなくなります。

迷宮カードが置かれていないプレイヤー、既にモンスターカードが置かれている迷宮にはモンスターカードを配置できません。

Ⅲ.モンスターとの戦闘

自分の迷宮にモンスターカードが置かれている場合、手札のキャラクターカードを任意の枚数出して戦闘を行うことができます。

戦闘はキャラクターカード全ての戦闘値とモンスターカードの戦闘値を比較してキャラクターカードの戦闘値合計がモンスターカードの戦闘値以上だった場合モンスターを倒したことになり、倒したモンスターカードを捨て札にします。

キャラクターカードの戦闘力は「xD(+y)」という表記で記載されています。「D」はダイスのことで「xD」は「x個のダイスを振る」という意味です。「+y」はボーナスで、「xD+y」は「x個ダイスを振った出目の合計にyを足した数値」になります。

使用したキャラクターカード全ての戦闘力分のダイスを振り、ボーナスを足した合計をキャラクターカードの戦闘値とします。

f:id:Gradiens_GameLabo:20220326123920j:plain

図の場合14個ダイスを振り、そこにプラス6した値が戦闘値になります

戦闘が終了した際、モンスターを倒せたか、倒せなかったに関わらず、戦闘に参加したキャラクターカードは全て捨て札になります。

Ⅳ.手札の破棄

任意の枚数、手札を捨て札にすることができます。0枚でも構いません。

手札を捨てたらそれ以外の行動はできません。

以上、Ⅰ~Ⅳのいずれかを行ったら手札の調整を行います。

手札が5枚になるように冒険カードの山札からカードを引きます。

③ゲームの終了

復路において、往路で使用した迷宮カードの距離以上を移動したプレイヤーは無事に帰還したことになります。往路で「110」移動していた場合、復路も「110」以上移動しないと帰還したことになりません。

最初に帰還したプレイヤーは帰還ボーナスタイルを受け取ります。

誰か1人が帰還したら帰還したプレイヤーは手番を行うことができなくなり、全てのプレイヤーは手札の調整を行えなくなります。

全員が帰還するか、手札がなくなるかしたらゲームは終了です。

④勝利判定

持ち帰った宝物カードの価値と帰還ボーナス、距離のペナルティを合計し得点とします。

最終的に最も高い得点を得たプレイヤーが勝利となります。

4.実際に遊んでみた感想、おすすめポイント

誰よりも早く迷宮を進むと他のプレイヤーから妨害を受けやすくなり、妨害を中心に行動すると、迷宮を進めず帰還できなかったりと、行動が偏るとうまく立ち回れなくなる為、場面ごとに最適な選択をする高い戦略性があります。

調子がいいプレイヤーに対してどでかいモンスターを召喚してあげると非常に妨害が刺さる為、非常に気持ちがいいです。

5.おすすめのサプライ

『MONSTER MAKER モンスターメーカー』のカードにおすすめのスリーブは以下の通りです。ただし、スリーブをつけるとパッケージ内収まらなくなる可能性がある為、注意してください。

ホビーベース カードアクセサリ TCGジャストスリーブ

ホビーベース カードアクセサリ TCGソフト

ホビーベース カードアクセサリ TCGハード

6.最後に

複雑に見えて、実はわかりやすいルールなので初心者でも十分に楽しめますし、ボードゲーム経験者でも戦略性が高い為、非常に楽しめると思います。

この記事を読んで興味を持った方は、是非購入して遊んでみてください!